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【官公庁入札】「企画競争入札(プロポーザル方式)」で押さえておくべき5つのポイントとは!?

 

“入札”という名称からイメージできる通り、官公庁入札では、落札希望者のうち最も低価格なものを採用する、といった入札方式が主流です。

一方で、官公庁入札の案件の中には、価格はもちろん、企画提案内容全体を踏まえて落札事業者を決定するものもあります。こうした入札方式は、「企画競争入札(プロポーザル方式)」と呼ばれています。

本記事では、「企画競争入札(プロポーザル方式)」の概要と、落札のポイントについて、詳しく解説していきます。

※その他の入札方式について詳しく知りたい方は、「主な入札方式と、それぞれのメリット・デメリット」もご一読ください。

「企画競争入札(プロポーザル方式)」とは

「企画競争入札(プロポーザル方式)」とは、不特定多数の企業の中から定められたテーマの企画書・提案書などの提出を求め、最も適した提案をした企業を契約の相手とする方式です。
自社の提案力・企画力を適切にアピールできれば、入札額に左右されずに落札される可能性があります。

近年、官公庁入札においては、応札金額によって落札者を決定する「一般競争入札」の割合が増加しています。一方で、中小企業の中には、価格競争力よりもむしろ、提案力・企画力に強みを持つ企業が少なくありません。

こうした実情を踏まえ、建築コンサルタント業務(公共工事、建築物設計、調査など)、システムに係るコンサルティング業務、語学研修業務、PFI事業に関するアドバイザリー業務といった案件では「企画競争入札(プロポーザル方式)」が採用されるケースが多く見受けられます。

 

「企画競争入札(プロポーザル方式)」のメリット・デメリット

ここでは、入札する企業側にとっての「企画競争入札(プロポーザル方式)」のメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

「企画競争入札(プロポーザル方式)」のメリット

「一般競争入札」の場合、他の落札希望者よりも低価格を狙うことで、予算ギリギリの案件を獲得してしまうケースも少なくありません。このような場合、受注数が増えたとしても利益にはつながりにくいでしょう。

その点、「企画競争入札(プロポーザル方式)」は提案する企画の内容が評価対象となるため、見積額の予算をあえて削る必要性が薄れることから、案件獲得後の利益増が見込めます。

「企画競争入札(プロポーザル方式)」のデメリット

前述の通り、「企画競争入札(プロポーザル方式)」はコンペ形式で行われることから、提案書の作成やプレゼンテーションの用意など、入札前の準備にかかる負担が「一般競争入札」などと比較して大きいことがデメリットとして挙げられます。

 

「企画競争入札(プロポーザル方式)」落札のための5つのポイント

「一般競争入札」など、金額のみが落札結果に影響を与える入札方式であれば、官公庁入札がはじめての方であっても、わかりにくいと感じる点は少ないでしょう。

一方で、「企画競争入札(プロポーザル方式)」の場合、案件を落札するためには知っておきたいポイントが複数あります。ここからは、そんなポイントを5つに絞って、簡単に解説していきます。

ポイント1 官公庁・自治体の組織体制について理解しておく

公示された案件について、企業が適切な提案をするためには、まず発注機関そのものについて詳しく知っておく必要があります。そのため最低限、案件を公示している部署・部門の役割や、最近の動向について詳しく把握しておきましょう。

ポイント2 官公庁・自治体の予算成立スケジュールを把握しておく

官公庁入札においては、同様の案件が定期的に公示されているケースがあります。

「企画競争入札(プロポーザル方式)」は、「一般競争入札」などと比較して、入札のための準備に時間を要することから、案件が発生しそうなタイミングを予測して、事前準備をスムーズに進めておくと競争相手に優位性を築くことができます。

その際、官公庁・自治体の予算成立スケジュールを把握しておくと、タイミングを読みやすくなります。

ポイント3 発注機関の意図を汲み取った提案書を作成する

一般企業がコンペに向き合う際と同様に、官公庁入札においても、有効な企画・提案を行うためには、発注機関の意図を汲み取っておくことが重要です。「企画競争入札(プロポーザル方式)」においては、通常、公募説明会(※)で発注機関の意図が解説されるため、必ず参加した上で、不明点については質問を投げかけるようにしましょう。

(※)官公庁入札において、発注機関側が案件の内容について詳細を説明する場。説明後に質疑応答の時間が設けられるケースが多い。

ポイント4 提案の訴求点を絞り込む

「企画競争入札(プロポーザル方式)」では、さまざまな強みを持つ事業者が入札に参加してきます。こうした中で、自社の企画・提案が埋もれてしまうことのないよう、提案は訴求点を絞り込んで、シンプルに自社の強みを見せられるようにまとめておきましょう。

ポイント5 他社との差別化ポイントを明確にする

自社の強みを際立たせるためには、企画・提案のうち、他社とは異なる点を明確にしておく必要があります。そのため、公募説明会に出席する際には可能な限り「どのような企業が、何社くらい来ているのか」といったことを確認するよう心がけましょう。

 

「企画競争入札(プロポーザル方式)」で慌てないために

ここまで、「企画競争入札(プロポーザル方式)」の概要と、落札のための5つのポイントについて解説してきました。

ポイント1~5に共通して言えるのは、「企画競争入札(プロポーザル方式)」においては、事前準備こそが落札の成否を分けるということです。そして、スムーズな事前準備のためには、時間的な余裕を作るための、入札関連業務の効率化が不可欠です。

例えば、全国の発注機関が公示する案件が1つのWebサイト上にまとまった、入札情報速報サービスを活用することで、Webサイトに公示された案件を個別に確認する必要がなくなり、案件探しを効率化することができます。

本記事を書いている株式会社うるるでも、7700以上の機関の入札案件から自社に合った案件を探せる国内最大級の入札情報速報サービス「NJSS」をご提供しておりますので、入札業務の効率化に興味のある方は、ぜひ一度お試しください。

また、株式会社うるるでは、今回紹介した「企画競争入札(プロポーザル方式)」落札のための5つのポイントについて、わかりやすくまとめたダウンロード資料もご用意しています。

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