昨年12月あたりからNJSSへのお問い合わせの数が倍増してきました。
お客様からのお話を伺うと「年度末は入札案件が沢山出るので、入札情報を早めに確保しておきたい」という声が多くありました。
そこで今回は、本当に年度末に案件が多く出るのか、もしそうであれば、何故その様な現象が起こるのかを見てみましょう。
年度末にはどの程度案件が出るのか?
2009年をサンプルに、2月・3月と4月の公示案件数(NJSS調べ)を比較してみたいと思います。
- 2月:27,420件
- 3月:25,468件
- 4月:9,236件
なんと2月・3月は他の月と比べて15,000件/月以上も多く案件が出ていました。
ちなみにキーワード別で見ても・・・
- 「システム」
- 2月:1,935件
- 3月:2,202件
- 4月:769件
- 「派遣」
- 2月:925件
- 3月:608件
- 4月:171件
- 「警備」
- 2月:553件
- 3月:488件
- 4月:36件
- 「清掃」
- 2月:1,110件
- 3月:1,127件
- 4月:70件
- 「印刷」
- 2月:382件
- 3月:302件
- 4月:204件
- 「入力」
- 2月:102件
- 3月:169件
- 4月:70件
- 「運搬」
- 2月:102件
- 3月:233件
- 4月:48件
- 「発送」
- 2月:125件
- 3月:178件
- 4月:46件
- 「購入」
- 2月:1,896件
- 3月:1,559件
- 4月:621件
上記以外のキーワードでも、非常に多くの案件が出ており、お客様がここで勝負をかけたいと仰るのもよく判りますね。
なぜ年度末に入札案件が多いのか
「入札案件が増える=入札予算執行の集中」という観点で考えると、大きく二つの理由がある様です。
1.予算は全て使い切らないと来年度の予算が削減されるため
年度末になっても予算が余っている場合は、多少不要な物(役務含む)であっても購入をしておいて予算を年度内にすべて使い切る必要があります。
このせいで不要な入札案件が出ることにもなるのですが・・・
2.年度途中で予算の追加を要求するのは困難であるため
何か不測の事態が発生したときのために、予算はある程度確保しておく必要があります。
結果、買う時期がある程度自由になるものは、年度初めには買わずに、不測の事態が発生しないという見通しが立ってから年度末近くになってから発注することになります。
以上、この様な理由が判ると、「年度末=入札案件が多く出る」という方程式が成り立つのも理解できますね。
是非、皆様も一年で最も多くの入札案件が出る季節に勝負をかけてみてはいかがでしょうか?
尚、「入札情報収集には時間と手間がかかる・・・」というお客様は、どうぞご安心下さい。
我々NJSSが万全の体制で情報収集をサポート致します。