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「刈草引き取る企業募集」(日本経済新聞2010年10月27日)

少し前の記事に出ていたのですが、関東整備局は、多摩川と江戸川の堤防管理で出た刈草を引き取る民間企業を募る「堤防管理パートナー制度」を始めました。

刈草を堆肥(たいひ)やバイオマス(生物資源)資源として活用してもらい、運搬費・処理費は関東整備局が企業に支払うとのことです。

官民が連携することで除草にかかる費用を削減する狙いで、このような試みは珍しいそうです。

対象地域は多摩川の堤防と江戸川の堤防

対象地域は、東京都日野市を流れる多摩川の約3kmの堤防と、千葉県流山市に流れる江戸川の約0.9kmの堤防です。

契約期間は2011年4月から3年間で、パートナー企業は毎年6月、関東整備局の費用負担で刈った草を搬出します。刈草の量は多摩川で約13トン、江戸川で約48トンと試算されます。

2010年度の河川の維持管理費は174億円で、うち除草が37億円を占めます。

民間企業に処理してもらえば、これらの費用が軽減できると考えました。

北関東の河川では、畜産家が飼料として刈草を無償で引き取る事例がありますが、関東整備局は「都市部に近い河川では、バイオマス資源などに活用することができる」と期待しています。

今回の取り組み次第では、他の河川にも適用される可能性もあります。

関東整備局は、多摩川と江戸川の刈草の引き取り状況をみて、対象堤防の拡大や他の河川にも適用することを検討するとのことです。

今までは刈草は焼却場に運び込み処理するのが一般的だったそうですが、今回の取り組みは今までごみとして処理してきた刈草を資源として有効活用でき、しかも河川の維持管理費を大幅に削減できるということですので、私も非常に良い試みだと思っています。関東整備局が管理する河川延長は約2000kmに上るとのことですので、是非この取り組みを広く推し進めて頂きたいと思います。