8月30日(月)UPの『入札の達人‐この暑さを何とかしたい!「温暖化対策」に関する入札案件』で国・自治体の温暖化対策に対する取り組みについて紹介させていただきました。
そこで今回は、CO2排出による地球温暖化や電力不足などの問題を解決できるのではないか、と照明用途として注目されているLEDの導入について書いてみようと思います。
LEDとは? LEDの特徴とは?
LEDとは「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことで「Light Emitting Diode」の頭文字をとったものです。
LEDの主な特徴・注目される要因は下記の通りです。
- 長寿命(従来の蛍光灯の約7倍長持ちする。)
- 消費電力の削減(従来の蛍光灯と比べて、消費電力を約60%削減できる。)
- 発熱性が殆どない(夏場の冷房効率が上がる。)
- サイズが小さい(照明器具の省スペース化が容易に実現できる。)
上記のようなLEDの特徴から、今後は省エネやCO2排出量削減、廃棄物の削減といった観点で、LEDはどんどん普及していくはずです。
では、実際に国や自治体ではLEDの導入に向けてどのように取り組んでいるのか、LED導入に関するニュースをいくつか上げてみます。
LED導入に関するニュース ケンプラッツ参照
復元工事中の東京駅、12年春からオールLEDでライトアップ(2010/09/10)
OPTILEDの蛍光灯型LED、大寺院の永平寺に導入(2010/08/04)
千葉駅高架下の商業施設にフィリップスのLED照明(2010/8/5)
上記のように最近のニュースでも頻繁に取り上げられています。
では、実際にNJSSで「LED」を検索してみるとどうでしょうか?
NJSSで「LED」を検索※2010年9月20日時点
345件の案件がヒットしました。
国や全国の出先機関・外郭団体、地方自治体など、本当に様々な機関から多くの案件が出ていました。
以下の案件はその中からいくつか抜粋したものです。
- LED蛍光灯管[東北方面会計隊]
- LEDダウンライト 495台の購入[国立病院機構あきた病院]
- LEDハイパワースポットライト170台[農業・食品産業技術総合研究機構]
- LEDセーフティライト 7,000個[千葉県庁]
- LED照明管 [藤沢市役所]
- 大館・LED合図灯(大館警察署) [秋田県庁]
LEDは入札での可能性大!!
最近のニュースやNJSSでの検索結果からもLEDは国や自治体から今後ますます入札案件として公示されると見込めます。
そして、注目すべき点としては、まだLEDの導入実績がない出先機関や自治体が今後入札案件として公示してくることが予想されることです。LEDの導入実績がない機関ではこれまで特定の業社との取引がないため、新規で入札に参加していこうとお考えの企業にとっても、十分チャンスがあると言えます。
是非、この機会に入札で国や自治体の仕事に参入してみてはいかがでしょうか?