大阪府・市が入札資格一本化と物品の共同購入を発表
大阪府と大阪市は5日、入札参加資格登録の申請窓口の統合と、物品の共同購入を発表しました。
大阪市の入札参加資格要件を「大阪府に登録のある者」とし、基本的には大阪府で入札資格登録の電子申請を受け付けるようです。
つまり、大阪府の入札参加資格を取得することで、大阪市の公示案件に参加できるということです。
入札に参加するチャンスが増えることになりますし、大阪市で毎年度かかっていた約1500万円のシステム改修費を軽減できるとのことで、税金を払っている我々としても喜ばしいことです。
尚、大阪府と市の登録窓口統合は2010年6月になります。 現在の入札資格申請ページへは以下のリンクからどうぞ。
- 大阪府
http://www.nyusatsu.pref.osaka.jp/keiyaku/e-nyusatsu/service/ah19-20b_i_shikaku_info.html
- 大阪市
http://www.keiyaku.city.osaka.jp/
入札参加資格の統一化が望まれます
一方、省庁では、必要資格を全省庁統一資格で統一しています。
もちろんランクや業種により参加は制限されますが、それでも省庁の資格が統一されたことで、明らかにチャンスが広がり、利便性が高まったと言えます。
例えば、独立行政法人では、機関によって全省庁統一資格で参加できる場合も増えてはいますが、独自の資格を取得しなければならない場合も多いです。
コストカットや入札の透明性を高めるためにも、独立行政法人や公益法人の入札参加資格の統一化が望まれます。
また、それは都道府県や市区町村に限っても同じことが言えます。 大阪府・市の入札資格一本化を期に、資格について更なる見直しが入れば良いのですが。